階段のリフォームのポイント
階段をリフォームする際、最も重視したいのは安全性です。
転倒を防ぐため、床材はすべりにくい素材や、カーペットやコルクなどの柔らかい素材を使いましょう。
階段は足元が暗くなりがちです。
照明を増やしたり、明るい色の床材を選びましょう。
コストはかかりますが、手すりや階段に照明を埋め込む方法もあります。
また、転倒の危険を回避するために、手すりを設置するのもオススメです。
設置する際は、下地がしっかりしているかどうか確認し、必要があれば補強工事を行います。
リフォームでは、急勾配の階段を段数を増やして緩やかにすることもできます。
ただし、建物の骨組みを考慮して行う必要があるため、大掛かりな工事となります。
無駄な出費を防ぐためには、家全体のリフォームやその他のリフォームとタイミングを合わせて行うことをオススメします。
階段のリフォームの価格・費用相場
事例1:階段に手すりを取り付ける
階段での転倒や落下防止のため、手すりを取り付けます。
左右に設置するのが理想的ですが、どちらか一方という場合は、降り時の利き手側につけるとよいでしょう。
素材や長さによって金額は異なりますが、長さ1m程度のI型の手すりの場合、5000~25000円が目安です。
また、工事費用は下地工事を含め、1mあたり1~3万円程度が目安です。
ここでは、下地の補強を行い、2mの手すりを2本、4mの手すりを1本設置する場合の費用を算出します。
<費用相場>
・2mの手すり2本・4mの手すり1本・・・5万円
・2mの手すり2本・4mの手すり1本の設置費用・・・7万円
総額12万円
事例2:階段にリフォーム用の階段部材を上張りし、手すりを設置する
本格的にリフォームするには階段全体を撤去しなければなりませんが、部材を上張りするだけでもイメージを一新でき、すべりにくくやわらかな素材を選べば安全性も高めることができます。
材料費と工事代金をあわせて、階段部材の張り付けは10~20万円、手すりの設置は10~20万円程度が目安です。
<費用相場>
・リフォーム用の階段部材の張り付け(材料費を含む)・・・15万円
・1mの手すり2本・4mの手すり1本・・・4万円
・1mの手すり2本・4mの手すり1本の設置費(下地工事を含む)・・・6万円
総額25万円