リフォームを考える際、後々のトラブルを避けるためにも、はじめにチェックしておくべきところがいくつかあります。
特にマンションの場合、共有部分と専有部分に分かれ、リフォームできる範囲は専有部分になるので、どこまでリフォームできるか知っておく必要があります。
例えば、玄関ドア、窓側のガラス・サッシ、給排水・ガス管・電気配線などのタテ配管は共有部分になるので、交換・移動はできません。
これ以外、床をフローリングに変えたり、ガーデニング、バリアフリー工事なども管理規約で制限があり、事前に確認が必要です。
間取りの変更も、専有部分は変更ができますが、構造によって制約が出る場合もあるので、確認が必要となります。
ローンを利用するのなら、自治体の補助金や介護保険などが利用できるか事前に確かめ、申し込み手続きを行います。
リフォームの内容によっては、建築確認申請や建設リサイクル法の事前届け出が必要な場合もあるので、こうした法律上の届け出が必要かどうか、リフォーム会社などの専門家に確かめ、申請手続きはどちらが行うか確認しておく必要があります。
リフォームで契約書を交わす際は、最低限チェックしておくべきところもあります。
まずは見積書と契約書の金額が合っているかどうか確認し、契約金、工事着手金、完了金など、いつの時点でいくら払うのか、支払い方法と共に確認しておくことです。
工事請負契約約款には、契約どおりに工事が終わらなかった場合や、支払いを行わなかった場合のペナルティなどが書かれています。
契約どおりに工事が終わらないと仮住まいの費用がかかったりしますので、こうしたところもきちんとチェックしておくことです。
契約書以外にも、平面図、立面図、外部・内部仕上げ表、詳細見積り書、工程表など、必要最低限の書類が揃っているかどうか確かめます。
書類をきちんと揃えてくれる業者のほうが信頼できることになります。
建築関係には様々な保険があり、リフォーム関連の保険もいくつかありますが、万が一の事故や工事の際のトラブルに備え、どんな保険に入っているかも確かめておいたほうが良いでしょう。
